AI自動車

トヨタ、ベンツも研究に注力!自動車にも進出するAIの可能性

プロの囲碁棋士を破るなど、成長が著しいAI。様々な分野での活躍が期待されるAIが自動車業界へも進出している。

2016.07.22

AI研究が更なる盛り上がりを見せている。
その一例が自動車業界だ。AIと聞くと、GoogleなどIT企業の十八番というイメージが強いが、犯罪予防や経済予測、さらには国防軍事まで様々な分野で研究が進んでいる。
いまや各メーカーはAI研究に巨額な投資をしており、優秀な研究者を確保することがグローバルで生き残るための条件となりつつある。

TOYOTA

トヨタ自動車が、今年1月に設立したTRI(トヨタ・リサーチ・インスティテュート)もAI研究のための新会社だ。

本拠地もマサチューセッツ工科大学があるマサチューセッツ州ケンブリッジとスタンフォード大学のあるカリフォルニア州パロ・アルトのそばに置いた。将来的にはR&Dの拠点にもネットワークが広げられる。投資額はなんと5年間で10億ドル(約1200億円)。トヨタの本気度がうかがえる。

メルセデス・ベンツも、AIの研究に熱心なメーカーのひとつだ。昨年発表されたコンセプトカー「F015」は、2025年ころをイメージした未来感のある高級車。AIによる自動運転が売りで、東京モーターショーでも披露された。来場者からも、ワクワクする未来の自動車として注目を集めた。

Mercedes Benz F015 Luxury in Motion

The Mercedes-Benz F 015 Luxury in Motion.
https://www.mercedes-benz.com/en/mercedes-benz/innovation/research-vehicle-f-015-luxury-in-motion/,(参照 2016-7-12)

自動運転は確実に社会に大きな変化を与える。2007年に登場したiPhoneをきっかけに、世の中はわずか10年で驚くほどの変化が起きたが、AIの登場による次の10年は更なる激動が起こるだろう。もしかすると、自動運転はその入り口にすぎないのかもしれない。今後AIが自動車業界にどんな価値をもたらしてくれるのかしっかりと注視したい。

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