ゲイの彼氏

マーケティング史に残る最悪のブランディング!~バービーの彼氏がゲイに~(1)

出典:http://mattel.co.jp/toys/index.html,(参照 2016-12-16)

世界的に人気のあるバービー人形。その発売元である世界最大の玩具メーカー「マテル社」の犯した最悪のブランディングとは!?

2016.12.16

世界最大手の玩具メーカー「マテル社」

世界中の少女たちの心を射止め続けてきた「バービー人形」。生みの親となったのは、1945年に創業した、アメリカ合衆国カリフォルニア州エル・セグントに本社を構える玩具メーカー「マテル社」です。

バービー人形の特筆するべき点は、誕生してからこれまでの間、すべての世代に受け入れられ、ヒットを飛ばしてきました。特に玩具の場合、一過性のブームで終わることが多く、数十年もの間トップを走り続けてきたバービー人形は、玩具界の伝説的な存在といえるでしょう。

果たしてあの可愛らしいバービー人形はどのようなところに強みがあり、どのようなマーケティングが行われてきたのでしょうか?

ジミー

たしかにどんな世代でもバービーを知らいない人はいないよね!?

カッシー

うん、うちにもあるよ…。

ジミー

えっ!?

各時代の「女性の成功モデル」を追い続けたバービー

実はバービーは時代とともに容姿が大きく変わっていることをご存知ですか。
世代が変わってもバービーが受け入れられてきた最大の理由は、バービーが「時代と共に自身を変化させる能力を備えていたこと」にあります。

バービーと聞くと、様々な洋服を着こなすファッションセンスが特徴的ですが、特筆するべきは、オシャレなファッションだけでなく、その時代の少女たちが求める「女性の成功モデル」の象徴を具現化してきたのです。

バービーの変身っぷりは実に大胆で、知的な大学院生の設定のときもあれば、あるときは宇宙飛行士やオリンピック選手になったり、またある時は、医師、大統領候補パイロット、CEOなどその時代に沿った成功モデルであり続けたのです。

表情やファッションに社会情勢も反映

また時代の雰囲気や社会情勢も反映してきたあたりが、バービー人形ならではのマーケティングといえるでしょう。

例えば1959年のバービーは色白で流し目の妖艶な雰囲気が特徴的でした。

しかし、1967年のバービーは髪型やメイクも随分とカジュアルになっています。公のイメージよりプライベートな印象が強くなっています。

そして大きく変わったのが1977年。バービーが初めて、歯をしっかりと見せ、笑顔をつくるようになりました。

実は1970年代前後のアメリカは女性の社会進出が活性化してきた時期。男女平等が叫ばれるようになってきており、女性がしっかりと個性を主張できる時代に突入していたのです。

そういった社会情勢を映し、バービーの表情からも個性や意志の強さを感じられるように変化していったのです。

1959-1967年

1959年版は上流階級の妖艶なイメージが漂うが、1967年にはカジュアルになっています。

1959-1967年のバービー

How Barbie Has Changed Since 1959 to Today
http://izismile.com/,(参照 2016-12-16)

1968-1976年

1968年以降はかなりカジュアルに。

1968-1976年のバービー

How Barbie Has Changed Since 1959 to Today
http://izismile.com/,(参照 2016-12-16)

1977-1985年

バービーは「自由な女性」を体現しました。

1977-1985年のバービー

How Barbie Has Changed Since 1959 to Today
http://izismile.com/,(参照 2016-12-16)

ジミー

全然違う人みたいだ!

カッシー

本当だね。見てたら全部ほしくなってきちゃったよ…。

ジミー

えーっ!?

そんな徹底的に時代のトレンドを追い続けたマテル社ですが、実は大きな失敗を犯したこともありました。ブランディングがし失敗し、なんとバービーの彼氏にゲイ疑惑が出てしまったのです。

ジミー

気になるよ!

カッシー

というか、彼氏いたんだね…。

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