不正使用
出典:https://cybersecurity-jp.com/,(参照 2017-01-31)
新年あけて間もない1月10日に東京情報大学(千葉県)が発表した、学生のパソコンソフト不正改ざんの事実。その真相に迫ります。
2017.01.31
昨年10月、東京情報大学に一つの連絡が入りました。
それは千葉県警からのもので、「ソフトを不正利用している学生がいるとの話を聞いた」といった内容でした。
連絡を受けた大学側はすぐに調査委員会を立ち上げ、一人の対象学生に向けた調査を始めました。
学生はパソコン用イラストソフト「イラストレーター」の使用期間を改ざんして使用していたことを認め、事実が発覚。
ここから、詳しい調査が始まります。
最初は一人の学生から発覚したこの事実。大学側はこの学生の所属していた団体の今までの在籍者まで遡って調査しました。
すると、実に42人ものパソコンで同じような不正改ざんが行われていたことが発覚。
不正ソフトを利用していた学生たちは「違法性の認識はあったが、知的財産権を軽視していた」などと話したといいます。
大学側は42人の学生を口頭で厳重注意し、全学生を対象とした1月中の授業で知的財産権について改めて指導し、再発防止を徹底すると発表しました。
42人もいたなんて、不正が蔓延していたんだね…。
そんなに簡単にできるものなのかな?
http://buzz-netnews.com/,(参照 2017-01-31)
学生らの行っていた不正改ざんの方法は、インターネットなどですぐに入手できる「クラックツール」と呼ばれるものを使ったものでした。
「クラックツール」とは、改ざんの他にもコンピュータのデータやプログラムを盗み見たり、破壊などを行ったりすることができる「クラッキング」行為をするためのプログラム。
「クラックツール」の入手はさほど困難なものではなく、今回のようにインターネット上で配布されているものや、雑誌などに同梱して販売されているものも多いといいます。
パソコンについての知識がさほどなくても、「クラックツール」を使えば簡単にクラッキングを行うことができるため、今回のように軽い気持ちで使用してしまう人も多くいるようです。
悪用してしまう人もいますが、一方でネットワーク管理者にとっては自分のネットワークの安全性をチェックするツールにもなるため、良い利用方法も勿論あります。
今回は悪用する方向に向かってしまいましたが、日々進歩する文明の使い方は自分次第でいかようにも変わります。
便利になることは良いことですが私たちも一度立ち止まって、使い方について考えなければいけないのかもしれません…。
よい子は決してマネしないでね!
はい!