アナログ
出典:http://otomono-blog.com/,(参照 2017-02-03)
作品が次々にデジタル化されている昨今の音楽業界。そんな中CD以前に主流だったアナログレコードの人気が世界中で復活しているといいます。今回はその理由に迫ります。
2017.02.03
音楽のデジタル化が進む中で、アナログレコードのプレス工場が繁忙期を迎えています。
南カリフォルニアにあるRainbo Recordsのプレス工場のレコード生産量は週6日24時間稼働で1日2万3000枚。フル稼働にもかかわらず生産が追い付かず、しかも納品待ちの注文数はさらに増え続けている状況です。
Rainbo Recordsのウェブサイトには「レコード生産は世界中で需要が高まっています。リリースは十分余裕をもって計画してください」と書かれているほど。
米国最大のプレスメーカーであるUnited Record Pressingは2016年に入って、テネシー州ナッシュビルの2つ目の工場でレコード生産を開始。また、さらに生産能力を拡大するためにBill Smith Custom recordsを買収しました。
生産が追い付かないほどの需要があるんだね!
でもなんで今そんなに人気なんだろう?
http://awizardofswamp.blog105.fc2.com/,(参照 2017-02-03)
「流行は繰り返す」とはよく言ったもので、2015年アナログレコードは1988年以来最高となる4億1600万ドルを売り上げました。
この人気の理由としては、一つに若年層からの支持が挙げられます。
なんとレコード購入者の72%は36歳未満だといいます。しかしそのほぼ半分はレコードを購入しても聴くことがありません。
彼らにとってレコードコレクションはファッションステートメントであり、レコード販売数を見ても若者向けファッションブランドがトップになるほどです。
もう一つ人気の理由として挙げられるのは、アーティストからの支持です。
アーティストが12インチレコードを好むのは、アルバムのパッケージング方法として優れているため。
大きなアートワークを施すことができ、ポスターやCD、ダウンロードカードなどを追加できるため、実際にレコードで作品を出すアーティストは増え続けています。
この様に、売る側も買う側も「アナログレコード」に価値を見出しているといえます。
SpotifyやYouTube等で世界中の音楽を「いつでも」「無料で」聴ける今、レコードがアートや写真のキャンバスとして、ファッションアイテムとして、他にも様々な形でその需要を高めています。
データで音楽を所有するメリットも勿論ありますが、人間は便利さだけを求めているわけではないのかもしれません。
確かにレコードのジャケットは大きくてかっこいいよね!
僕も集めてみようかな~