ミスったエンジニア
ソーシャルの運用などで気にせずにはいられない「いいね数」。この罠にはまったかのようにミスしたエンジニアの話。
2017.01.10
Facebook上にシェアした数値と、実際に飛んだ先の記事のいいね数。
これは一致しそうで、実は一致しません。
この違いは、
「Facebookの投稿へのいいね数」と「実際の記事に対するいいね数」です。
ちょっと考えれば分かりますが、数字しか見ていないクライアントさんには指摘され、何度も説明するハメになります。
説明の度に納得したような顔をしてますが、大抵腑に落ちてない感じもあり…(こちらのせいじゃないのに!)
「このいいね数、何をベースに決まってるの?」って事も聞かれる事があります。Facebook内に投稿したものは、その投稿自身、そして飛んだ先のページのいいね数は、そのページのURLに対して付加されます。
現在オルラボでは正確なデータを計測するために、Facebookの投稿にはGoogleアナリティクスのキャンペーン設定を行い、更に短縮URLでもクリック数をカウントしています。
「数値が違うよ」と指摘をされて、「しまった!」と思い、確認を含めていいね数を調べていたら、少し迷宮へ誘われそうなこちらの画像。
先ほど「いいね数はページのURLに対して付加」と言いましたが、なぜか同じ…。自分を含めて5人。
URLは違うものの、パラメーターが付いただけで実際の見た目は一ミリも変わらない同じページです。
これは偶然の事件で、たまたまFacebookから来た場合のいいね数と、普通にページに来た人のいいね数が同じだった為発生しただけでした。
てっきりFacebookの仕様が変わったのかと思ったそうですが、「もしこんな仕様になったら大問題な訳でありえないよね」との事でした。
実際に、他のページで試したところこのような結果となりました。
トリックがありそうな感じにも思えて来た…。
冷静になれば分かりそうなのに!
ちょっと専門的な話になりますが、いいね数が紐づいているURLというのはOGP(Open Graph protocol)のog:urlという、部分に入ったURLになります。
担当はこのURLの部分を「今現在のURL」を自動で設定するようにしていた為、Facebookの投稿からきた場合のURLと、普通にブラウジングで来た場合のURLが違っていたわけです。
Facebookから来た場合のog:url
例:https://orzlabo.com/541/?XXX=XXXX
普通にサイトに来た人
例:https://orzlabo.com/541/
この双方にそれぞれ「いいね!」が付与されていたのです。
現在はFacebookから来た場合でも問題なくいいね!が付与されるようになっています。
■担当より
今回のケースではwordpressでプラグインに頼らず運用していると、陥る可能性はありそうです。
今回は早めに気づいただけ良かったのかもしれませんが、正確なデータを取るマーケティングの現場ではご法度です。
ご不安なメディア運営者様がいるようでしたらお気軽にお問い合わせ下さい。
最後の方訳分かんないけど、結局は凡ミスなんでしょ?
私たちには分からないだけに、分からない戦いをしてるのね。
でも、もうミスらないでよ!