ゲイの彼氏
出典:http://yurukuyaru.com/archives/10873938.html,(参照 2016-12-18)
世界的に人気のあるバービー人形。その発売元である世界最大の玩具メーカー「マテル社」の犯した最悪のブランディングとは!?
2016.12.18
バービーには「ケン」というボーイフレンドがいます。フルネームを「ケン・カルソン」といい、この名前はマテル社の創業者のご子息の名前からとったと言われています。
ケンの登場は、バービーのデビューから2年後の1961年。バービーのボーイフレンドいうセンセーショナルなデビューを果たしたケンも、バービーと同様に「少女たちにとって理想の男性像」として時代に応じた変身を繰り返します。
その狙いは的中し、ケンとバービーは一躍世界中の少女たちの理想のカップル象となっていったわけです。
しかし、そんな入念なマーケティングを行ってきたマテル社も痛恨の失敗を犯してしまいます。
その発端となったのは、1993年に登場した「イヤリング・マジック・ケン」です。
日本人からすると、ネーミングからしてどうかと思ってしましますが、議論を呼んだのは何よりその見た目でした。
sociopouch.files.wordpress.com,(参照 2016-12-18)
これはやばいよ!
スケスケのシャツと満面の笑顔が絶妙なかんじに仕上がっとる
デビュー当初はブラックスーツなど紳士的な装いで人気を集めたケン。その面影を全く感じられない思い切ったカラーの革ジャンと、スケスケのシャツの露出度、そして左耳にイヤリングをするという、ケンの身に何があったのか案じてしまうような変身ぶりを見せつけた「イヤリング・マジック・ケン」。
どうしてこうなったのでしょう。当時の担当者はこう語っています。
「ケンとバービーは社会の主流となる多くの人を代表しているです。少女たちのお父さんやお兄さんやおじさんが着ている服と同じ服をケンにも着てほしい。その願いを実現しているんです」
この担当者の方の周りはこんな人が多かったのかな・・
おい、ジミーそれ以上言うなよ、最大手の玩具メーカーを敵に回すぞ・・
しかし、マテル社の担当者の発言とは裏腹に、その風貌からケンは世間から「ゲイのケン」と言われるようになってきました。
子供向けにゲイを連想させる人形は望ましくないとの声も高まりつつありましたが、マテル社はすぐに商品を回収することができませんでした。
ゲイ批判に過剰に反応してしまうと、今度は同性愛者の団体から「同性愛を否定する企業」という批判を受けてしまうからです。
マテル社は、一刻も早く「イヤリング・マジック・ケン」を無かったことにしたいのに、それができない、そのうちにますますゲイのイメージがつくという悲しいサイクルに陥ったのです。
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